瓦Q&A
馴染みはあるんだけれど意外と知られていない瓦のイロハ。
こちらのコーナーではQ&A形式でご紹介いたします。
- Q.瓦はもともと土なのに雨で溶けたりしないの?
- A.大丈夫です。
四季を通して降り注ぐ雨に美しく濡れた艶やかな瓦。
日本の平均降雨量は、年間1500~2000ミリ。
雨の多い地方は4500ミリ以上も降るのですが、瓦なら心配要りません。
科学的実験により吸水性・透水性も充分検証されているんです。
しかも、瓦は高温でじっくり焼成されますので耐火性能の点でも折り紙つき。
万が一の火災発生時でも元々は土ですから、有毒ガスが発生せず、また飛び火から建物の延焼も防ぎます。
まさに、自然素材ならではのバツグンの性能です。
- Q.瓦には隙間があるのですが、なぜなんですか?
- A.建物を長生きさせるためには、屋根の通気性が大切です。建物だって呼吸しているんです。
この隙間を空気が対流し、建物内の湿気や余分な熱を外に排出する機能をもっています。
屋根瓦は形と施工法により適度な通気ができますので、室内空気の換気や結露防止、温度調節にも万全な屋根材なんです。
- Q.瓦はただ単に屋根に乗っかっているだけなのですか?
- A.ただ重ねて乗せているだけでは、台風や地震などの強い力がかかった時、瓦がずれたり飛んだりしてしまいますよね。
最近の瓦では表面から見えない下の部分を屋根にしっかりボルトやビスで固定されているので、ちょっとやそっとでは落ちてくる心配はありません。
- Q.釉薬瓦(ゆうやくがわら)に見られがちな細かいヒビ割れは?
- A.食器などの陶器でも貫入(かんにゅう)と呼ばれる表面亀裂が発生する場合がありますよね。
本体生地までのものではなく品質の劣化を伴うものではありません。ヒビがあってもお茶は漏ってきませんよね?
従って、雨漏りの心配はありません。あのヒビ割れが釉薬瓦独特の味でもあるんです。
- Q.屋根瓦の耐久年数はどれぐらい?
- A.一般的に瓦の寿命は50年~100年といわれています。
しかし実際には、1000年以上の風雪に耐えている古い屋根瓦の建築物が残されているんです。瓦は屋根材の中で最も長生きし、長い目でみればどんな屋根材よりも経済的なんですよ。
長持ちさせる為には、やはりメンテナンスが大切です。
こまめな点検やお手入れを欠かさないようにしましょう。
- Q.雨漏りがしてくるのですが、やはり屋根瓦が原因ですか?
- A.雨漏りの原因は瓦からだけではありません。
例えばサッシなどの隙間、谷板金に穴が空いている場合もあるんです。
もし万が一、雨漏りが起こってしまったら、電気のブレーカーを落としましょう。
漏電による火災防止のためです。それから、専門業者に補修の連絡をしましょう。